不動産投資のデメリット!不動産経営の人的リスクと対策法

不動産投資のデメリットについて「不動産投資のデメリット!不動産経営の人的リスクと対策法」について紹介しています。

不動産投資のデメリット!不動産経営の人的リスクと対策法

不動産経営は人に対してサービスを提供するビジネスだけに、 人に関するトラブルも多くあります。

不動産投資における「人的リスク」には、 強盗、殺人、自殺、孤独死といった不動産投資にとって被害が大きいものから、 騒音・ゴミ・近隣同士のいさかい、 ペットの飼育などの契約違反などの比較的ありがちなトラブルまで、 実にいろいろな人的リスクが潜んでいます。

これら、不動産投資における人的リスクの対策法としては、 まずは入居者の審査を厳格にすることがトラブル回避に有効と思われます。

入居者の審査と言っても、不動産管理会社に募集業務を委託している場合、 オーナー自らが入居希望者を面接する必要はありません。

不動産管理会社は入居者の 属性・現住所・引越し理由と時期・同居者・勤務先・収入・ペットの有無・連帯保証人など、 必要事項の確認を不動産オーナーに代わって行ってくれます。

入居審査後、その内容を不動産オーナーに報告され、最終判断を仰ぐことになります。

次は入居者選びの基本です。

  1. 職業と勤務先(サラリーマンなど定期収入がある職業化)
  2. 年収(年間家賃の4倍以上の年収があるか)
  3. 引越し理由(引越しする理由や時期は明確か)
  4. 連帯保証人(親や親族などの保証人、または保証会社)
  5. 外国人、水商売関係者、ペットを飼っている人、楽器を使用する人は避ける

不動産オーナーは他の入居者とのバランス、 近隣住民・地域環境への影響なども考える必要があります。

なのである程度、希望の条件に合った入居者を選ぶことは大切なことだと思います。

ただ、条件を厳しくしすぎると、いつまで経っても入居者が決まらず、 空室のまま不動産経営の収支に悪影響がでます。

そこで、不動産オーナーが良い入居者を選ぶことに注力するよりも、 良い入居者を選定してくれる確かな目を持つ不動産管理会社を見つけるのが得策でしょう。

不動産管理会社はこまごまとしたクレームに関しても対応してくれます。 不動産管理会社の選び方については次の章で解説しています。

入居者の適正を判断後は、必ず家賃滞納保証会社の審査を行いましょう。 入居後に家賃滞納や夜逃げなどのトラブルがあった際、 家賃滞納保証会社が費用をカバーしてくれます。

入居者の自殺や他殺で空室が出たときに、 その分の損害を補填してくれるサービスもあります。

自殺物件となれば、入居者は激減し、売却価格が下がることもあります。

なのでぜひ、大切な物件を賃貸に出す場合は、 家賃滞納保障会社サービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

一棟マンションの不動産オーナーの場合、 セキュリティ設備を充実させることで、 空き巣や盗難などの被害が起こるリスクを抑えることも可能です。

防犯カメラやインターフォン、センサーライト、ピッキング対策キーの導入など、 防犯対策が整っていれば、周辺物件よりも競争力がつき、 家賃収入がより安定的になるでしょう。