不動産買付証明書とは!買付証明書の法的な拘束力について

不動産買付証明書とは!買付証明書の法的な拘束力

不動産買付証明書とは!買付証明書の法的な拘束力について解説しています。

不動産買付証明書とは

買付証明書とは「買付申込書」とも言います。

買付証明書は、不動産会社に対して物件購入の意思があることを書面で伝え、 他の買主に買われないように「物件を押さえる」ことが目的です。

良い条件の収益物件を見つけたら、 「買付証明書」を不動産会社に提出してみましょう。

買付証明書の法的な拘束力

ただ、買付証明書は契約書ではないので、法的な拘束力はありません。

つまり、買付証明書を不動産会社に提出したからといって、 必ずその物件を購入しなければいけないわけではなく、 押さえた物件の買い付けをキャンセルすることも可能です。

しかし一度、買付証明書を不動産会社へ提出し、 後で購入を撤回するようなことを何度も繰り返すと、 不動産会社からの信用を失うことにもなることに注意しておく必要があります。

買付証明書を不動産会社に提出しても、 物件購入をキャンセルすることが可能と解説しました。

法的拘束力があるのは「契約書」だけ

これは逆を言えば、買付証明書を提出しても、 必ずしも、その物件が購入できるわけではないということになります。

人気の収益物件には何十枚もの買い付け申込書が不動産会社に届きます。

売主はその中から申し込みが早い順に交渉を行っていくのが一般的です。

ただし、実情としては先着順だけではなく、 好条件の申し込み相手が優先されることも多々あります。

つまり、後から買付証明書を出しても条件次第では順位を上げることが可能なわけです。

そこで、買付証明書を出す前には不動産会社に探りをいれ、 ある程度の価格交渉を口頭で済ませておきます。

ただ、取り合いになるような人気物件の場合、 価格交渉の前にとりあえず交渉優先権をとる目的で買い付け申し込み書を提出することもあります。