不動産投資のデメリット!不動産投資ローン金利上昇リスクと金利上昇リスクヘッジをする3つの対処法

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不動産投資のデメリット!不動産投資ローン金利上昇リスクと金利上昇リスクヘッジをする3つの対処法

不動産投資のデメリットとして、不動産投資ローン金利上昇リスクがあります。 不動産投資ローンの金利が上昇すると当初想定した利回りが下がるばかりか、 不動産投資ローン返済が滞る事態に陥る可能性があります。

現在、長引く低金利を受け、 変動金利が0.775%!!なども珍しくなくなっている日本の住宅ローン金利。

しかし、不動産投資には常に「金利上昇リスク」が 付きまとっていることを知らなければなりません。

不動産投資には「イールド・ギャップ」という考え方があります。

イールド・ギャップとは、 期待される不動産の利回りから借入金利(長期金利)を差し引いた数値のことです。

例えば「不動産利回り7% - 金利3% = イールド・ギャップ4%」と考えます。

長引く低金利を背景に、 日本では預貯金よりも高利回りが得られる不動産投資が人気を博しています。

現在、先進国の中で、最もイールド・ギャップが大きい日本は、 不動産投資するのに適した市場であるといえます。

しかし、2006年7月のゼロ金利解除に続き、 2007年2月にも公定歩合が引き上げが行われました。

デフレから脱却した日本では、近い将来金利上昇が予想されます。

金利上昇が不動産投資の収支に与えるインパクトは大きいです。 なので、不動産投資ローンの金利上昇には注意する必要があります。

では、不動産投資ローンの金利上昇リスクにどう対処すれば良いのでしょうか。 不動産ローンの金利上昇リスクを軽減するには、以下の対処法があります。

  1. 金利変動を見込んだ上で収支計画を立てる
  2. 固定金利で資金調達をする
  3. 不動産投資のタイミングを見計らう

不動産投資ローン金利上昇リスクの対処方法の1つ目として 「不動産ローンの金利水準が上昇した時のことを考え、 返済に無理のない資金計画・収支計画を考える」があります。

これは、不動産投資ローンの金利上昇を織り込んだシュミレーションをし、 借入期間や借入金額、自己資金と借入金のバランスなど、 総合的な視点で戦略をたてることです。

不動産投資ローン金利上昇リスクの対処法2つ目として 「長期の固定金利で資金調達を行う」があります。

不動産投資ローン金利を固定金利にすることによって、 当面の金利上昇リスクを回避することができます。

融資を受ける際の金利の種類については「金利についての考え方」で解説します。

不動産投資ローン金利上昇リスクの対処法3つ目として 「不動産投資のタイミングを見計らう」があります。

古くから蓄えのある不動産会社は金利が低い局面で物件を仕込み、 住宅ローン金利上昇にしたがって、不動産の買いをストップし、 金利が高い局面では休むという戦略をとっているようです。

振興のデベロッパーであればそうはいかず、 常に売買を続けなければなりません。

しかし、サラリーマン大家さんにはノルマがありませんので、 老舗の不動産会社と同じようにゆったりとしたスタンスで 不動産投資の時期を待つことができます。

不動産の世界では、買い・売り・休みの周期が10から20年ごとに訪れています。

長いスパンで見て、不動産投資の時流を掴み、 タイミングよく不動産取引を行うことが不動産投資で失敗しない大切なことです。