管理規約とは-区分マンション購入時の確認ポイント

管理規約とは-区分マンション購入時の確認ポイント

管理規約とは-区分マンション購入時の確認ポイント

マンション管理規約とは

マンション管理規約とは、 区分所有マンションの場合、 不動産所有者間の共同生活のルールを制定したもので、 ほとんどの管理組合では独自に管理規約を約定しています。

新築マンションの管理規約

新築マンションでは、 マンション売買契約時に営業マンが管理受託(予定)業者によって、 事前に作成された管理規約(案)の説明をします。

その説明を受け、契約者から「同意書」を取り付けているケースが多いです。

全住戸が完売すれば、 実際の各契約者全員に同意書を記名押印させることで満場一致にて管理規約を成立させる方法です。

区分所有法では 「区分所有者全員の書面による合意があれば、集会の決議に代えることができる」とされており、 この方法を書面決議と呼ぶことがあります。

区分所有マンションを購入した場合、 そのマンションの管理規約や管理組合の決算報告書もあわせて確認をします。

管理規約のないマンションは管理状態の悪いマンションのこと

マンションでも管理規約が無い物件は管理状態が悪いことの裏返しになり、 銀行からの融資を受けづらくなります。

一棟ものを購入した場合は、不動産オーナーが自分で規約を決め、 修繕費用なども自分で負担するから、管理規約や決算報告書などは基本的にありません。

区分所有マンションの管理規約確認ポイント

区分所有マンションの管理規約確認ポイントを以下に記載します。

  1. ペット飼育の可否
  2. ピアノなどの楽器使用の可否
  3. 灯油ストーブ使用の可否
  4. フォローリング使用の可否
  5. リフォーム時の許可申請の有無

管理規約の内容にはメリットもデメリットも

ペットや楽器の使用についてはメリットでもデメリットでもあります。

「リフォーム時の許可申請の有無」は、 リフォームする際に管理組合に届け出る必要があるかどうかです。

リフォームをリフォーム会社に頼む場合は、 リフォーム会社から許可申請してもらうよう伝えなければなりません。

こういった管理規約は購入後、 不動産会社に入居者募集(賃貸付け)をお願いする際に自分で伝える事項となってくるので、 事前に把握しておく必要があります。

次はマンション管理組合の「決算報告書」部分の確認ポイントについて解説します。