入居者募集、賃貸の客付けを最短にするたった2つのポイント

入居者募集、賃貸の客付けのコツ

入居者募集、賃貸の客付けを最短にするたった2つのポイント

賃貸客付けとは

賃貸客付けとは、 不動産業者へ入居者を募集してもらうことです。

不動産売買の決済を終え、鍵を受け取ったら、 不動産オーナーとしてやっと不動産経営のスタートです。

しかし、取得した収益物件でも入居者がいないままでは、 家賃収入は入ってきません。

1日でも早く空室を解消するため、 入居者募集を不動産仲介業者へ依頼する必要があります。

客付け業者の選び方

入居者募集をする客付け業者選びはとても重要です。

よく物件の最寄駅にある客付け仲介業者に客付けをお願いする方が多いと思います。

これは、田舎の方ではとても有効だと思われます。

それは、田舎の方では、縄張りがあり、そのエリア内では他の客付け業者が案内できないエリアがあるからです。

しかし、都心であれば、全てがそうとは限りません。

例えば、物件の最寄ターミナル駅の客付け仲介業者へ客付けをお願いするのも1つの手です。

なぜならば、ターミナル駅で同条件の物件に入居したいが、賃料が高めだと諦める方がいます。

そのお客さんを少し離れたあなたの物件へと案内してもらうのです。

そうすれば、家賃交渉などもなくあっさりあなたの物件に決まることがあるかも知れません。

また、ネット系客付け業者もお勧めです。

なぜならば、ネット系客付け業者は、ネットに多くの物件を掲載しています。

そして、そのネットに掲載された物件を見て、そのまま業者のドアを叩きます。

ちなみに、こう言ったネット系客付け業者はほとんどが路面店ではなく、 ビルの2階以上に店舗を構えています。

そこに来るお客はもう入居する気満々で来店します。

うまくいけば、すぐに入居付けしてくれるのが、このネット系客付け業者だと言えます。

入居者募集、賃貸の客付けを最短にする2つのポイント

入居者が決まる賃貸客付けの期間を最短にするために、 以下の2つのポイントを実践しましょう。

  1. 決済日当日、物件の鍵を受けたらすぐに合鍵を作り、 入居者募集してくれる不動産仲介業者に渡す
  2. マイソクの金額欄・不動産管理会社欄を消してコピーを取り、家賃、連絡先などを記入する

合鍵を作り入居者募集してくれる不動産仲介業者に渡す

収益物件の鍵を受け取ったらすぐに合鍵を複数作成します。 また、マイソクに記載された「物件価格・管理費・修繕費・不動産会社名」などの 不要な欄は消し、家賃や連絡先を記載した上で、できたマイソクを多めにコピーとります。

鍵とマイソクのコピーを持って複数の不動産仲介業者へ入居者募集、 つまり「賃貸客付け」を不動産仲介業者に依頼します。 合鍵を不動産仲介業者へ預けるのは、 入居者決定(賃貸付け)までの期間を早くするためです。 鍵を不動産仲介業者に預けておけば、 入居希望者をすぐに物件に案内してもらえます。

ただし、不動産仲介業者に鍵を預けたら必ず「預かり証」を受け取りましょう。 マイソクはそのまま入居者向けの資料に使われます。

マイソクを作成し、不動産仲介業者へ渡す

マイソクに記載する家賃に関しては、不動産仲介業者や管理会社に 物件の家賃が妥当かどうか念のため意見を聞きましょう。 ただし前提としては、家賃も考慮した上で物件購入しているので、 想定家賃と大きな差は無いはずです。

マイソクの作成ポイント

また、賃貸客付けの期間を最短にするポイントとして、 マイソクに記載する家賃と共益費は別々に記載します。 それは、マイソクの家賃と共益費を別々に記載すると、 インターネットで物件をさがす入居希望者の目にとまりやすいからです。

なぜならば、家賃が4万円で共益費が5千円の場合、 「家賃45,000円」と記載するよりも、 「家賃40,000円」「共益費5,000円」と記載する方が、 入居希望者に対し、お得に見せられるからです。

また、可能ならば、家賃を39,000円に設定し、 共益費を6,000円に設定することで、 インターネットで検索する場合、40,000円以下の物件として表示されます。 あなたの賃貸物件の表示率が高ければ、それだけ多くの入居希望者の目にとまり、 入居者が早く決まる可能性が高くなります。

不動産仲介業者へ訪問した際に確認すべきこと

不動産仲介業者へ訪問した際は、 その不動産仲介業者が行っている管理内容や保証サービスについて確認しておきます。

「独自管理をしている」場合と、 「どこかの管理会社や補償会社と提携している」場合があり、 管理サービス内容も管理費用も異なります。

管理や滞納保証サービスについても次の章で解説します。