賃貸の火災保険料の相場

不動産投資に有利でかつ向いている人について「賃貸の火災保険料の相場」について紹介しています。

賃貸の火災保険料の相場

賃貸の火災保険料は建物の構造別価格設定になっています。

つまり、コンクリート<鉄骨造<木造の順で、 燃えやすい構造ほど火災保険料は高くなります。

また、契約保険金額の基準には、「新価」と「時価」があります。

新価とは建物を再建築する際に必要となるコストによって算出されます。

時価とは新価から建物の経年劣化を割り引いて算出します。

これらの価格は保険会社の評価で決まり、 不動産購入価格とは関係ありません。

不動産購入価格のなるべく多くを保険でカバーしようとするなら、 新価契約で火災保険に加入する必要があります。

地震保険は火災保険契約額の50%まで加入できます (金額上限は5,000万円)こちらも不動産購入価格とは関係ありません。

例えば、1,000万円で買った投資用不動産で 2,000万円の新価契約の火災保険に加入することができたら、 地震保険も1,000万円まで契約できます。

この場合、不動産購入価格の100%が地震保険でカバーされることになります。

火災保険も地震保険も長期契約にすればするほど保険料は安くなります。

保険契約期間中に解約してもペナルティーはそれほど多くは無いので、 ある程度長期で火災保険や地震保険は加入しておいた方がお得です。

さらに、不動産経営ではリスクを未然に防ぐことも大切です。

建物は年月が経てばあちこちが老朽化し、 水漏れや雨漏りなどが起こります。

これらの老朽化は、不動産オーナーに修繕する義務があります。

しかし、水漏れや雨漏りなどのトラブルは突発的に起こることがほとんどです。

緊急性の高いトラブルになるので、複数の会社に合い見積もりをとることもできず、 修繕費用は高くつきます。

保険でカバーできるとしても入居者に迷惑をかけてしまいます。

そう考えると、普段から点検・修理をしっかりと行い、 水漏れや雨漏りなどのトラブルを未然に予防することが大切です。